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2021.04.08

アパレルショップにおける商品陳列(ディスプレイ)のテクニック☆

日々の売上を確保していくことがアパレル販売員の使命ですが、商品を売るために大切なのは接客だけではありません。
商品陳列(ディスプレイ)も売上に影響する要素の1つ。
お店のディスプレイがきっかけで入店する人も少なくありません。
コロナ渦であまり人の流れがない今だからこそ、前を通ったお客様が思わず入りたくなるようなお店作りを心がけましょう!

<基本の陳列方法>

スリーブアウト

商品をハンガーに掛けてラックなどに吊るすことをハンギングといいますが、
商品のサイド部分が見えるようにハンギングする陳列方法をスリーブアウトといいます。
サイズやカラーなどのバリエーションが分かりやすい点や、手に取りやすく戻しやすい点から
、シンプルな商品や定番商品を陳列する際に用いられるテクニックです。

フェイスアウト

商品の正面部分が見えるようにハンギングする陳列方法をフェイスアウトといいます。
襟の形やブラウスのフリルなど、商品全体のデザインがひと目で分かるのが特徴。
他の方法と比べて陳列できる数が少ないため、たくさんの商品を一度に見せたい場合には不向きですが、新作や売出し中の商品をアピールする際には有効です。

フォールデット

商品をたたんで棚などに置く陳列方法をフォールデットといいます。
見た目に美しく陳列できる点や、たたみ方で大きさを調節できる点、商品展開量が最も多い点がメリットです。
しかし、広げないと商品の全体が見えないため、こまめにたたみ直しをする必要があります。



<リピテーション>

ディスプレイや陳列にはさまざまなテクニックが存在しますが、その中でも商品を印象づけたい時に効果的な手段が「リピテーション」です。
「リピテーション」は、陳列棚や平置き場に繰り返し同じものを並べるディスプレイテクニックです。
リピテーションの狙いは、単品の商品を大きなかたまりとして見せることで、視野の中で面積を増やし、見た人の記憶に残りやすくすること。
また、同一の商品を並べるだけでなく、形が同じもの、色が同じものを組み合わせることで、さまざまなバリエーションを演出できます。
このテクニックは、ファストファッションブランドでよく使われているようです。
以下の2パターンでそれぞれやり方を解説します。

・単独アイテム
1つのアイテムを徹底的に目立たせたい場合は、該当する商品を一箇所に揃えて並べ、注目を集められるようなディスプレイを行いましょう。
アート性の高い陳列にするなら、リピテーションとシンメトリーを組み合わせた幾何学模様のようなデザインをベースにするのがおすすめです。
シンメトリーとは左右対称のことで、幾何学模様とは、円や正方形、長方形、三角形などで構成された模様のことをいいます。

・ラインナップが多いアイテム
同じ形の商品でも、色違いやサイズ違いの商品が複数存在するという場合は、色や形に規則性を持たせたリピテーションで、まとまった印象を持たせることができます。
複数体のマネキンを並べる場合、全員を同じ向き、同じポーズにすることで、よりリピテーションの効果が得られるでしょう。
また、これらのマネキンに共通項のある別の商品を着せ、非共通項を浮き立たせて違いを表現するのも1つの手です。



<ショールーム方式>

売り場にサンプルだけを置き、実際に販売する商品はストックから出す、または店内のタブレットやECサイトから購入してもらう方法です。
ショールーム方式で顧客が得られるメリットとしては、他人が手に取ったものではなく新品が買えることや、自宅に戻ったあとで購入を検討できることなどが挙げられます。
また、お店側としても、上記の面で顧客満足度を高められるほか、品出しなどの作業が必要なくなるため、販売員の労働負担が軽くなるでしょう。
ショールーム方式は、ランジェリーなど多くの人の手に触れない方が望ましいアイテムを販売する場合や、ECサイトでの販売をメインとしているブランドなどで効果的です。


いかがでしたでしょうか。
今回は基本的な商品陳列方法の種類をご説明しました。
店舗によってディスプレイのやり方などが細かくきまっていたり、ある程度自由にまかせてもらえたりと様々かと思いますが、
お客様だけでなく、長くその場所で仕事をする自分も居心地良く思える空間にすることで、
モチベーションアップにも繋がるので、今後ディスプレイの知識も深めてみてください!

2020.12.03

☆立ち仕事での足の疲れ・むくみ解消法☆

販売員のお仕事は立ち仕事が多く、慢性的に足の疲れを感じている方が沢山います。
そこで今回は、足の疲れやむくみの予防方法を紹介していきます!


<立ち仕事での足の疲れ・むくみの原因>
人間が歩くことによって得られる効果のひとつが血液の循環を促進することです。歩行は脚の筋肉を伸縮させ、血の巡りを活性化させます。
しかし、立ち仕事は立っている時間が長く疲労感は覚えるものの、実際に歩いている距離は少ないケースが多いです。
歩かずにいると血の巡りが悪化し、その結果、足に疲労が溜まりむくんでしまいます。
また、アパレルショップではブランドの雰囲気に合わせてヒールが高めの靴を履くこともありますが、
これも疲れの大きな原因。お店によってはスニーカーなど足への負担が少ない靴を履くのが難しく、
「対策のしようがない」と悩む人もいるようです。
疲労やむくみを放置しておくと、下肢静脈瘤といった疾患など思わぬトラブルに発展する可能性もあるので、
立ち仕事をしている人は、疲労感やむくみを回収する方法を知っておきましょう!!

<対策>
★立ち仕事にオススメの靴を選ぶ
・ヒールが太い靴
ヒールはなるべく低く・太い靴の方が疲れにくくなります。
ウェッジソールは靴全体で体重を支えられるのでおすすめです。
反対に、ピンヒールはバランスがとりにくく足が疲れやすいので、足に負担をかけたくない時は避けましょう。

・サイズだけでなく、ワイズ(足囲)と足先の形が合った靴
ワイズとは、親指の付け根から小指の付け根までをぐるっと測った長さのことで、
「E→2E→3E→4E→5E」などがあります。
サイズが合っていてもワイズが合っていない靴は窮屈で痛みが出るため、靴を購入する時は足幅にも注目してください。
ワイズは表記していない靴も多いので、実際に試着して足囲のフィット感を確かめるか、店員に確かめてみましょう。
また、足先の形は親指が1番長い「エジプト型」、人差し指が1番長い「ギリシャ型」、指の長さがほぼ揃っている「スクエア型」の大きく3種類に別れます。
靴を選ぶ際には、単にデザインだけではなく、自分の足の形に合った一足を見つけるようにしましょう!

★合間にストレッチをする
ストレッチには様々な方法がありますが、比較的簡単に取り組めるのが脚を前後に開いたうえで後ろ脚のアキレス腱にやふくらはぎの筋肉を伸ばすストレッチです。
ゆっくりと前に体重をかけながら、15秒程度伸ばすように心がけてください。
座るスペースがあるなら、両足のかかとを身体の前で密着させて座った状態から、上半身を前傾させるストレッチに挑戦しましょう。
股関節周辺の筋肉がほぐれて、血行促進効果が期待できます。
また、休憩中などはスリッパを用意して靴を脱ぐ時間をつくりましょう。

★水分を取る
足の疲れやむくみを発生させる血行不良の遠因として、身体の冷えが挙げられます。
身体が冷えると筋肉が収縮し、血管が締め付けられて血行が悪化する点に注意が必要です。
気温が低い時期はもちろんのこと、夏のように冷たい飲料やアルコールを飲む時期は内側から身体が冷えて足の疲れやむくみに繋がりやすい傾向にあります。
特にアルコールは、体内で分解される際に大量の水を必要とするため、身体のむくみに拍車をかけます。
上記の理由から生じるむくみや疲労を解消するには、こまめに水分を摂取しましょう。
大量の水分を一度に摂取するよりも、一度の摂取量を抑えめにして何度も飲むのが効果的です。

★お風呂につかる
家に帰ったら温かいお風呂につかり、脚を含む全身の血行を良くします。
お風呂をためるのが難しい時は、洗面器にお湯を張って足湯をしても効果的です。
加えて、着圧ソックスやつぼ押しグッズなどのフットケアアイテムを活用し、
その日の疲れはその日のうちにとるよう心がけましょう。


いかがでしたでしょうか。
疲れがたまっていると自然と表情にも表れてしまい、お客様に対して100%良い接客が出来ないと思います。
日頃から疲れをためない身体作りを心がけ、楽しくお仕事しましょう!!

2020.11.19

【接客だけじゃない?】アパレル販売員のお仕事内容

販売員のお仕事といえば、【接客・販売】がメインの業務です。
でも、それ以外にも【付帯業務】という外からは見えない業務内容がたくさんあるんです!
店舗やブランドによって様々ですが、詳しくご紹介します♪


【商品整理】
店内の商品を綺麗に整えること。
ハンガーにかかっている商品の間隔を整えたり、棚にある商品を畳んで陳列し直したり、常に美しく整えておきましょう。

【清掃】
開店前や閉店後に、毎日欠かさず行います。
お客様が気持ちよくお買い物できるように、床や棚、フィッティングルームなど店内全体を綺麗に清掃します。
特に鏡やガラス製の棚は手あかなどが目立ちやすいので、こまめにチェックしましょう。

【レイアウト・ディスプレイ】
商品が魅力的に見えるように、マネキンやトルソーを使ってコーディネートをします。
季節の変わり目や、新商品の入荷時には頻繁に行うことが多いです。
大手の会社では、ディスプレイ専門スタッフがいたり、本社から送られて来る指示書に従ってディスプレイを行うことが多いですが、
店舗によっては売り場のスタッフ同士で一からコーディネートを考えて行うこともあります。
コーディネートによってお店の雰囲気や売り上げも変わってくるので、大事な作業です。

【品出し】
商品が売れたら、バックヤードやストックと呼ばれる店舗内倉庫から新しい商品を店頭に出します。
特に、セール時期や繫忙期はたくさん商品が売れるので、色やサイズが欠けることが多くなります。
売り逃し防止の為にも、定期的に店内をチェックして、商品の出し忘れがないか確認をすることが大切です。

【お会計】
お買い上げが決定したら、レジでお会計を行います。
商品の間違えがないように、金額・色やサイズを口頭で確認しながら、金銭授受は慎重に行いましょう。
最近では、現金・カードに加えてキャッシュレス決済の導入が増えています。
また、百貨店やファッションビルでは、独自のポイントカードや、優待を行っている事も多いので、
慣れるまでは覚える事が多く大変ですが、間違えないように行いましょう。

【お包み】
購入品を綺麗に畳んで、ショッパーと呼ばれる紙袋に入れてお渡しします。
雨の日は上からビニールの雨カバーをかけることも。
最近では、過剰包装は廃止しているショップが多いですが、プレゼント商品はラッピングを行う事もあります。
リボン掛けや、包装紙を使ってのラッピングは空いている時間を使って日ごろから練習しておきましょう。

【PC作業】
本部と連動したシステムを使用して在庫管理を行ったり、日報メールを送ったりします。
エクセルやメール、店舗独自のシステムを使用する事が多いですが、パソコンで文字入力ができれば対応できるでしょう。

【納品処理】
本部や、他店舗から商品が入荷したら、なるべく早く納品処理を行います。
商品はパッキン(段ボール)やハンガーラックで届くので、配送業者さんから商品を受け取ります。
商品を出して、納品伝票と照らし合わせながら、数量と内容が合っているかチェックします。
シワや汚れが無いか検品をしてから、店頭へ品出し、在庫分はストックへ片付けましょう。

【返品処理】
汚れや傷がついてしまった商品や、シーズンを過ぎて売れ残った商品は本部へ返品します。
伝票を作成し、配送業者へ連絡して出荷します。
商品は綺麗に畳んで、返品内容をきちんと確認してから送るようにしましょう。

【客注対応】
お客様が希望の商品が店頭にない場合、本部や他店舗から取り寄せることを「客注」といいます。
取り寄せには数日かかる為、商品の控えをお客様にお渡しします。

【棚卸し】
「棚卸し」とは、データ上の在庫と、実際に店舗にある商品の数を照らし合わせて、誤差がないか確認することをいいます。
半年に1回、中には毎月行うなど、店舗の規模や扱う商品の単価によって、確認方法や実施回数は変わります。
アパレル業界はトレンドや季節によって売れる商品がガラッとかわるので、
過剰な仕入れを防いだり、売り上げを把握するためにも、正確な在庫を把握する事が重要です。


いかがでしたでしょうか?
見えない業務もきちんと行うことで、お客様の満足度や売り上げに繋がっていきます。
とはいえ、入店してすぐに全ての業務を任されるわけでは無いので、まずは清掃商品整理などできる事から始めて、
少しずつできる業務を増やしていきましょう♪
bnr